「こんな活動をやりたいのだけど、どこに相談したら良いですか」「いざという時の助け合いを考えると町会に参加したほうがいいですか」「他所から越してきてまだ戸田市のことをよく知らないけど、もっと街のことを知りたい」など、他所から越してきた方から地域に参加したいという声を伺います。

「市民の8割が他所から移住者」というのが戸田市の特徴のひとつです。私もそのひとりで、17年前に戸田市に移住してきました。

 街を変えていくのは、「若者、よそ者、馬鹿者(あることに我を忘れて熱心に取り組める者)」という言葉がありますが、他所出身の強みは、それぞれの生活圏の文化で身に付けた経験と発想を戸田市に持ち込めること。そんな人たちがこの街で出会い、交流をもつことで、これまで戸田市になかった動きが生まれやすくなるのだと思います。そして、戸田市で生まれ育ち、この街を愛している方々との交流も、さらにこの街への愛着を深めることにつながります。

 「かかわること」で生まれ深まる「愛着」。そのきっかけになるのが「市民活動」や「町会(自治会)」活動です。私も戸田市に来てから町会活動や市民活動に参加するなかで、この街への愛着や、この街で育つ子ども達を大切に育みたいと思う気持ちが心の中に育ちました。

戸田市役所の敷地内にある「戸田市ボランティア・市民活動支援センター」は、戸田市での市民活動・ボランティア活動のお世話や、活動に参加したい方の相談にのる施設です。私は議員になる前、その施設の運営に携わる委員会に参加して、戸田市に市民活動が広がるお手伝いをしていました。

こうした経験を踏まえて、市議会議員になってからも市民活動や町会活動に参加し、またそれらの活動が戸田市で盛んになるように取り組んでいます。

戸田市ボランティア・市民活動支援センターのキャラクター「トマピー」。議員になる前、私が同センターの運営委員会委員長の時に公募・名称決定しただけに「娘」のように思います。

子育てまっさかりの世代が多く住む街が戸田市です。今、市内の全小中学校が「コミュニティ・スクール」として運営されていますが、これは学校・家庭・地域が密接に連携して話し合い、子ども達を育もうとする、国が主導する取り組みです。

さらに、「プレーパーク」や「子ども食堂」など、子ども達を地域で健やかに育むもうという動きが市民活動の中からもでてきました。

したがって、戸田市を大切に思う私のルーツでもある「市民活動」「町会(自治会)活動」への応援に、今後も力をいれて取り組んでいきます。

  • 市内の小中学校におけるコミュニティ・スクール支援
  • 町会(自治会)への加入者が増え、コミュニティ活動が活発になるような取り組み支援
  • 子ども食堂の普及支援
  • 子ども達が遊びを創造する「プレーパーク」活動の支援
  • 市民活動やNPO団体等の活動に対する支援強化
  • 戸田市ボランティア・市民活動支援センターの機能充実

林冬彦8つの約束