戸田市スポーツセンターについては、令和6年に建て替える方針が決まり、その検討委員会が始まっているところです。私が昨年に所属した市民生活常任委員会では、建て替える戸田市スポーツセンターにはどのような機能が必要か、理想的な姿について調べ、戸田市に提言を行いました。
いくつかの先進事例を観た中で、私が一番心を動かされたのは茨城県神栖市にある「かみす防災アリーナ」でした。ここは建設当初から「防災拠点にする」という考えを計画に取り入れてつくられており、「『もしも』の時も『いつも』のところへ。」をキャッチフレーズに「平時にはスポーツ・文化活動を通して市民交流の場として使い、災害時には一万人収容可能な大規模避難施設になります。施設内に掲げられている「平常時と非常時に施設内をどう使い分けるかの図(写真)」、停電があっても明るい日照を確保するアリーナの天井(写真)、雨水をトイレの水など生活用水として使う装置(写真)、倒したらフラットになりそこで寝ることができるホールの座席(写真)、広大な備蓄倉庫、災害時を想定してトイレの数を多く設けるなど、東日本大震災の経験が生かされています。
今後30年の間に70%以上の確率で発生すると言われる首都直下地震。戸田市にも大きな被害が想定されることから、戸田市スポーツセンターの建て替えには「防災施設」の考えを最初から重要視して計画することに取り組みます。




かみす防災アリーナ(リンク) https://www.kamisu-arena.com/
林冬彦12のお約束

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